認定NPO法人ポパイ

ポパイ座銀河団

 

《ライブハウス。暗い照明。演奏しているバンド。》

 

DJの男性

ワン、ツー、スリー、フォー

 

♪ 銀河団来たー!あの子は誰。とても気になるあの子は誰。今日何時に来たのかな。

あの子の名前、何て言うの。今日は学校か幼稚園か。幼稚園の勉強何にしたの。

友達いっぱいできたかな。先生と仲良くできたかな。君はおうちで何するの。

俺はおうちでファミコン。君は昨日、何食べたの。俺は昨日ミートボール。

 

《前列左にボーカルの男性。蝶ネクタイにベレー帽をかぶっている。

右にキーボードをひく、車椅子に座ったメガネの女性。女性の隣に埴輪のような顔のお面をかぶったサポートスタッフもいる。

中央にDJの男性。デニム生地のベストに、黒い手袋をはめ、キャップの後ろを前にしてかぶっている。

DJ台には、DJ、ラッパー、余り、などと書かれている。

DJの後列左右にギターとベースの男性、最後列にキャップを被ったドラムの男性がいる。

ギターのメンバーが他のメンバーに目を配り、リードしながら演奏している。》

 

全員

♪ 弟の奥さんとてもきれい。(くりかえし)

 

《ボーカルとDJの2人が歌に合わせて手を左右に動かす。》

 

ボーカルの男性

♪ B・O・P・A・I(くりかえし)

 

《歌詞に合わせて、両手でアルファベットの形を作る。》

 

DJの男性

♪ 銀河団ラップだ~

 

全員

いぇーい!

 

《演奏ラストで盛り上げるメンバー。音楽の終わりにDJがジャンプする。

DJが拳をあげる。

観客はいない。3~4台ほどの固定カメラやカメラマンがライブを収録している。

パソコンの操作ををしているスタッフもいる。

雑多に置かれた椅子や机に座っているスタッフの人たち。》

 

《練習スタジオのような場所でDJ担当メンバーがインタビューに答える。》

 

DJの男性

何か、音楽ってやっぱ、何か僕たちにはやっぱ大事な、何ていうのかな、もの?ものっていうか財産みたいな感じですね。

 

《黒い画面の中央に白文字で、大きく叫べ!みんな幸せになるために生まれてきたんだ、と表示される。》

 

テロップ

愛知県名古屋市

 

《木々の中に聳え立つ名古屋城。天守に金のシャチホコが光っている。》

 

ナレーション

障害者の生活支援を行っている、認定特定非営利活動法人ポパイ。

ポパイでは利用者とともにアートやパフォーマンス活動に力を入れている。

7年前からは利用者と職員、そして周辺施設の利用者にも声をかけ、プロのミュージシャンを講師にバンド活動に取り組んでいる。

 

《建物の入り口のガラスドア。ドアには、NPO法人ポパイ 人も町もバリアフリー、電話番号などがデザインされた看板が貼ってある。

室内。利用者の女性が木の板に絵の具で色を塗っている。

広い部屋。10数人ほどの利用者が並んでいる。音楽に合わせ、両手を広げて動かす。

会議室のような部屋。畳んだ机を壁際に寄せ、ポパイ座銀河団のメンバーが演奏の練習をしている。

 

《外で、黒いポロシャツを着た男性がインタビューに答える。》

 

テロップ

山口未樹 理事長

(認定NPO法人ポパイ)

 

山口さん

うちのポパイのやり方というか進め方の中で、自分たち、その、職員だけで、何かこう、考えてやるっていうことをあえてしないようにしていて、何かやる時にも、もう少し外部の人を入れるとか、専門的な人を入れるとか、そういうことを意図的にやっているので、まずはちゃんと土台をつくるために。もう一つは、職員も一緒に教えてもらわないといけないと思うので、やっぱりその専門の人、プロって言われる人に入ってもらうことで、まあ、ベースがしっかりしてくるので…。

 

ナレーション

施設が休みの日曜日。

 

《道路に面して何棟かの団地が建ち並ぶ。》

 

《シャッターが閉まった店の前。グレーのTシャツを着た男性が手を振る。》

 

グレーのTシャツの男性

あっ、おはよう。おはよう。おはよう。

 

ナレーション

バンドのメンバーが集まってきた。

 

《通りから、バンドメンバーのDJとボーカルの男性が歩いてくる。》

 

グレーのTシャツの男性

おはよう。あっ、ハルさん、おはよう。

 

女性の声

おはよう。

 

グレーのTシャツの男性

おはよう。

 

《反対側の通りから、車椅子にのったキーボードの女性がやってくる。マスクをつけている。介助者が車椅子を押している。》

 

キーボードの女性

今日はよろしく

 

グレーのTシャツの男性

はい、よろしくお願いします。はーい。

 

キーボードの女性

今日は楽しみにしておりました。

 

グレーのTシャツの男性

はーい。体調いかがですか?

 

キーボードの女性

とってもいいです。

 

グレーのTシャツの男性

とってもいい。

 

《片側3車線の道路の真ん中をミニバンが走っている。》

 

テロップ

ライブ会場 楽屋

 

《室内。黄色のTシャツを着た、20人ほどの人たちがそれぞれ椅子に座っている。

部屋の端に座っているポパイ座銀河団のメンバー。ボーカルの男性は何か書いている。》

 

ナレーション

ポパイ座銀河団。この日の出演者は6名。

 

テロップ

FUU_Pさん(DJ&Rap)

 

ナレーション

DJとパフォーマンスを担当する、FUU_Pさん。

 

《デニム生地のベストに、キャップの後ろを前にしてかぶっている男性。飲み物を飲んでいる。》

 

テロップ

RUU_Pさん(Key)

 

ナレーション

キーボードを担当する、RUU_Pさん。

 

《車椅子にのったメガネの女性。マスクをつけている。》

 

テロップ

SEI_Pさん

(Vo)

 

ナレーション

ボーカルとダンスを担当する、SEI_Pさん。

 

《刈り上げた髪の体格の良い男性。白いマスクをつけている。》

 

テロップ

YAMA_Pさん

(Dr)

 

ナレーション

施設職員のドラム、YAMA_Pさんと、

 

《黒いTシャツに黒いキャップ、黒いマスクの男性》

 

テロップ

MASA_Pさん
(Ba&Co.bandmaster)

 

ナレーション

同じく施設職員のベース担当の、MASA_Pさん。

 

《グレーのTシャツを着た男性。マスクをつけている。》

 

テロップ

HIRO_Pさん

(G&Vo.director)

 

ナレーション

そして、ギター担当のプロミュージシャン、HIRO_ Pさんだ。

 

《黒いジャケットを着て、ギターを背負った男性がやってきてメンバーと挨拶をする。》

 

HIRO_Pさん

頑張りたいと思います。

 

《暗転》

 

ナレーション

今回開催された「最も自由な人たち」Vol.7 (ボリュームセブン)。

名古屋市近辺の施設からの8組が、音楽やダンスなど思い思いのリズムを刻む。

 

《ライブ会場入り口周辺。タイル張りの床。入ぐりの壁には、「最も自由な人たち」と

一文字ずつ書かれた紙が不規則に貼ってある。

ライブ会場。スタッフの人たちが集まっている。カメラや機材が設置されている。

スタッフがカメラを調整する。》

 

テロップ

最も自由な人たちVol.7 Live&Lounge Vio

 

テロップ

爆音ジュリー

 

(爆音ジュリーの歌)

 

《ステージでは、プレスリーのような白いつなぎの衣装を着た男性が歌っている。

黄色のライトが水玉模様のようにステージに当たっている。》

 

テロップ

ウゴクカラダ

 

(ウゴクカラダのダンス)

 

《白いシャツに黒いパンツ姿の10数人の人たちが縦3列ほどに並び、音楽に合わせてダンスをする。両手を一緒に動かして、全員が同じ動作をしている。》

 

ナレーション

今回はコロナの影響で、無観客でオンライン配信が行われた。

 

《設置されたパソコンやモニター画面に「ウゴクカラダ」のダンスの様子が映っている。》

 

テロップ

WACパーカッション&WAC合唱団

 

(WACパーカッション&WAC合唱団の演奏)

 

《黄色のTシャツを着た、男女のメンバーがタンバリンや手持ちの打楽器を使って演奏する。》

 

テロップ

司会ユニット まなミネぴかりん

 

《浴衣を着た女性2人と、法被姿に、手ぬぐいを頭に巻いた男性。

女性の1人は、派手なピンクのボブヘアのウィッグを被り、マイクを持っている。もう1人の女性は、紫色のウェーブヘアのウィッグに黄色のリボンをつけている。》

 

ピンクのボブヘアの女性。

10月、前ね、イベントで司会をやった時ね、来なかったもんね。

 

紫のウェーブヘアの女性

はい。

 

ピンクのボブヘアの女性

あの時は、お馬でしたね。

 

法被姿の男性

そうです。

 

ピンクのボブヘアの女性

ふふふふ。

 

《蝶ネクタイ、ベレー帽の衣装に着替えたSEI_Pさんがインタビューに答える。》

 

インタビューする監督の声

緊張してますか?

 

SEI_Pさん

はい、緊張してますよ。

 

《RUU_Pさんが話す。》

 

RUU_Pさん

コロナで皆さんお疲れの心を、私たちの演奏で少しでも癒やしたいと思ってます。

 

《FUU_Pさんにインタビューする。》

 

インタビューする監督の声

どんな思いで歌っていますか?

 

FUU_Pさん

えっと、みんなに届くように。

 

《暗転。》

 

《ライブ会場。天井の照明が光る。》

 

RUU_Pさん

ワン、ツー、ワンツースリーフォー。

《スタンバイしたポパイ座銀河団のメンバー。》

 

テロップ

ポパイ座銀河団

 

MASA_Pさん

さあ、みなさんお待たせしました。ポパイ座銀河団でーす。

 

HIRO_Pさん

どうもー!

 

SEI_Pさん

どうもー。

 

《メンバーがカメラに向かって手を振る。》

 

MASA_Pさん

さ、じゃ、それではさっそく曲のほう、いってみたいと思います。

 

《ベースのMASA_Pさんが声をかける。》

 

SEI_Pさん

はい。はい。

 

YAMA_Pさん

はーい。

 

MASA_Pさん

はい、じゃあYAMA_P、準備いいですか?

 

YAMA_Pさん

はーい。

 

SEI_Pさん

準備いいですか?

 

MASA_Pさん

「儀式の歌」!

 

テロップ

「儀式の歌」

 

《YAMA_Pさんがドラムステックを叩き、合図をし、ドラム演奏を始める。》

 

SEI_Pさん

「儀式の歌」

 

HIRO_Pさん

クラップ! クラップ!

 

《メンバーが頭の上で手拍子を始める。》

 

MASA_Pさん

皆さん、手拍子お願いします!

 

SEI_Pさん

クラップ!

 

《RUU_Pさんがキーボードをひく。そばの埴輪のようなお面をかぶったサポートスタッフが手をあげて合図する。》

 

HIRO_Pさん

いくよー!ワン!

 

《HIRO_Pさんが手をあげ、カウントに合わせて指で数字をつくる。

SEI_Pさんも手をあげ、指で数字を知らせる。》

 

全員

ツー!ワン、ツー! ワンツースリー!

 

(演奏と歌)

 

SEI_Pさん

♪ サピカン サピカン サピカン 

チーター チーター チーター

 

《SEI_Pさんが歌いながら、マイクを持っていない手でリズムに合わせて動かす。》

 

SEI_Pさん・FUU_Pさん

♪ 踊りましょう。歌いましょう。大きな声で叫びましょう。

 

《演奏が続く。HIRO_Pさんがギターでみんなをリードする。》

 

全員

♪ T・A・K・O・Y・A・KI

 

HIRO_Pさん

あ、それ!

 

テロップ

たこ焼きマンボ

 

(演奏と歌)

 

HIRO_Pさん

♪ たこ焼き たこ焼きマンボ

 

全員

♪ たこ焼き たこ焼きマンボ

 

HIRO_Pさん

♪ たこ足 たこ足なんぼ

 

全員

♪ たこ足 たこ足なんぼ

 

(演奏)

 

《楽しそうに演奏するポパイ座銀河団のメンバー。》

 

《山口さんがインタビーに答える。》

 

山口さん

もう本当に楽しそうにやってるっていうのがもう、まず、演奏の出来とかそういうことよりも、緊張してて当たり前なんですけども、緊張もしてるんでしょうけども、とにかく楽しそうにやってて。で、はっきり言って堂々とやってる。

年間でいくと大体10以上のステージをこなしていくような感じになっていますね。

 

《山口さんのインタビュー中に、ポパイ座銀河団の演奏映像が流れる》

 

山口さん

声が掛かればどこにでも行くつもりですし、一応あの人たちはポパイ座銀河団なので、活動範囲は宇宙みたいなことを言ってるので、どこでも飛んで行ってくれると思いますけどね。

 

《ライブ会場》

 

SEI_Pさん

ワン、ツー、スリー、フォー。

 

テロップ

ポパイ座銀河団のテーマ

 

SEI_Pさん FUU_Pさん

♪ ぼくらが愛され愛す時 宇宙とつながる

  ぼくらがハダカになれた時 「いのち」を感じてる

 

《メンバー全員で音楽に合わせ、手を大きくゆっくり振っている。ゆったりとした音楽。》

 

SEI_Pさん FUU_Pさん

♪ そうぼくらは ポパイ座銀河団

 

《だんだん音が大きくなり、盛り上げるメンバー。》

 

全員

いぇーい!ふー!やっほー!!

 

MASA_Pさん

みんなに届けー!

 

HIRO-Pさん

ふぉー!

 

《ドラムスティックの合図で音楽がロック調に変わる。》

 

全員

おい!おい!おい!

 

《音楽に合わせ、掛け声をするメンバー。》

 

SEI_Pさん

ほい ほい ほい ほい ほいほいほい

 

全員

♪ 高校野球の3年生 みんなに笑顔を与えてる

  

MASA_Pさん

与えていこう!

 

全員

♪ ぷるふわポパイのメンバーで ばりがちプリクラ遊んでる

 

MASA_Pさん

遊んでる!

 

全員

♪ すてきな君にブクブク ペ

  もんぎょのリズムで ロケットぶっとばせ!!

  ぼくらが笑顔になれた時 宇宙とつながる

 

《SEI_Pさんが歌いながら顔のそばで手を広げポーズをしている。》

 

全員

♪ ぼくらがギターを鳴らすとき 

 

《顔に白い口ひげをつけて歌っているFUU_Pさん。》 

 

全員

♪ 光を感じてる

 

《キーボードをひくRUU_Pさん。そばにいるお面をかぶったスタッフが楽譜をめくる。》

 

全員

♪ そうぼくらは ポパイ座銀河団

 

MASA_Pさん

みなさーん、今日はどうもありがとうございました!

 

《RUU_Pさんが真剣な表情でキーボードを叩く。》

 

全員

♪ すてきな君にブクブク ペ

  もんぎょのリズムで ロケットぶっとばせ!!

  ぼくらが愛され愛す時 宇宙とつながる

  ぼくらがハダカになれた時 「いのち」を感じてる

  そうぼくらは ポパイ座銀河団

 

  おい!おい!おい!

  へい!へい!へい!へい!

  おい! おい!

 

《音楽に合わせて掛け声を言う》

 

全員

♪  ピ!ポ!ぺ!

 

HIRO_Pさん

ありがとうございまーす!

せーの!

 

《ラストに向かって音楽を盛り上げて演奏を終える。》

 

MASA_Pさん

ありがとうございました!

 

SEI_Pさん

ありがとうございました。

 

《拍手が起きる。》

 

《楽屋でインタビューに答えるポパイ座銀河団のメンバー。》

 

インタビューする監督の声

今日、どうでした?

 

SEI_Pさん

楽しかった。銀河団ノリノリでした。

 

インタビューする監督の声

はははは。

 

SEI_Pさん

踊ってくれて楽しかった。

 

インタビューする監督の声

ねー。

 

SEI_Pさん

ねー、楽しかったねー。

 

インタビューする監督の声

ねー。

 

RUU_Pさん

私たちの夢は、パラリンピックで歌を歌うことが夢だったので、それが、目標が現実になるといいなと思ってます。

 

《山口さんがインタビューに答える。》

 

山口さん

取り組みの大事にしている部分が、一人一人やりたいことを実現したい。全てがそうではないんですけれども、なるべく、銀河団に限らずなんですけども、その障がい者の人たちが、「自分がこんなことしてみたいな」とか「こんなことができたらいいな」ということが実現するような社会が望ましいなと思っているので、銀河団を通してそういうことを、一つアピールをしていってほしいなと。

 

ナレーション

ポパイ座銀河団は、これからもその歩みを止めない。

彼らの生きることへの想いは、日本中、世界へと、いや宇宙へと広がっていく。

 

《楽屋でメンバーが集まり、腕を組んだり、頭の上に指で角をつくったり、それぞれポーズを取る。記念撮影をする。》

 

FUU_ Pさんの声

何か音楽ってやっぱ、僕たちにはやっぱ大事なもの、財産みたいな感じですね。

 

《黒い画面の中央に白い文字で、

やっぱ音楽って僕たちにとって大事なもの 財産みたいな感じですね。

と表示される》

 

《暗転で映像が終了。》

新潟市中央区身体障がい者福祉協会 

豊龍会太鼓&ギターサークルドレミ 演奏会

 

《真っ黒な画面。真ん中に白い文字で「分かち合い」と表示される。》

 

法被を着た男性たち

「そーれ」

 

《法被姿に頭に白い鉢巻をつけた男性たち。

法被姿の男性たちが太鼓の演奏を始める。

桶胴太鼓や長胴太鼓、樽太鼓をバチで叩く。

ステージ後ろには「豊龍会太鼓&ギターサークルドレミ演奏会」の吊り看板。

左右にはのぼり旗も立てられている。》

 

ナレーション

カラダで感じとる音。

太鼓をたたくのは耳の聞こえない方たち。

 

《メガネをかけた若い男性メンバーが、周りの人のバチの動きをしっかり見ながら桶胴太鼓を叩く。》

 

《法被姿の中年男性メンバーが手話をする。

手話通訳者が訳して話す。》

 

手話通訳の女性の声

「ろうあのみんなで叩いているんですけども

私たちは体で音を感じとっています。

もし外だったら音が合う合わないで神経を使います。

広すぎちゃって音が聞こえないんですけれども室内は安心。

こうやって室内だと音がわーっと壁や色々なところから反射してきて

私たちは音を感じることができます。」

 

《年配の小柄な男性メンバーが細長いバチで、大鼓を叩く。横置きの桶胴太鼓。

他のメンバーの動きを見ながら叩いている。

背の高い男性メンバーも周りを見ながら、バチを振り始める。若い男性メンバーに

視線を送る。隣で叩く若い男性メンバーも叩きながらメンバーの動きを確認している。》

 

ナレーション

目配せと呼吸でリズムを合わせる太鼓の演奏。

 

《桶胴太鼓を年配の小柄なメンバーと中年メンバー2人で叩く。

横置きの桶胴大鼓の前列左右に置かれた長胴太鼓。背の高いメンバーと若いメンバー2人がお互いをしっかり見ながら、バチを持った右手と左手を交互にあげ2人でリズムを合わせながら叩く。

長机に座り、演奏を聞いている10数人ほどの観客の後ろ姿。

長胴太鼓の左脇で樽大鼓を演奏するメンバーもいる。

演奏が終了し、観客が拍手で讃える。》

 

テロップ

新潟県新潟市

 

《マンションやショッピングセンターが建つ街並み。広い駐車場にはたくさんの車が停まっている。》

 

《拍手》

 

《演奏会会場。客席には長机が横に3列、縦に10列ほど並べられている。

縦7列ほどまで埋まっている客性。

皆、マスク姿。

ステージには、「豊龍会太鼓&ギターサークルドレミ演奏会 中央区身体障がい者福祉協会」の吊り看板。

演奏が始まる。

椅子が扇形に2列並べられ、男女12人ほどのメンバー全員がギターを弾いている。》

 

ナレーション

新潟市中央区身体障がい者福祉協会が開催した太鼓とギターの演奏会。

 

《演奏メンバーは白いシャツに黒いズボンをはき、男性は蝶ネクタイ姿。

黒のベストを着ている人もいる。皆、フェイスガードをつけている。

聞いている観客の後ろ姿。》

 

《グレーのウェーブヘアの女性がインタビューに答える。》

 

テロップ

岩倉 美代子さん

 

岩倉さん

「そうですね。障がい者が家に籠ってないで皆さん一緒に集いましょうと

そういうところの障がい者の会ですから

色んな方が障がいをもっているからが寄って集えればいいな、

というふうに考えています。」

 

ナレーション

そう話す岩倉さんは20年位前交通事故にあい、

以来、腰の障害を持っている。

 

《廊下。長机を並べ、受付の準備をするスタッフたち。

岩倉さんが歩いてきて、手で指示をする。

荷物を確認する岩倉さん。》

 

ナレーション

3年は泣いて過ごしたという岩倉さん。

しかし協会に入ってから変わったという。

 

《演奏会場。客席に何人か観客が座っている。

岩倉さんが白杖を持った女性を席へ誘導し、座らせる。

スタッフの女性と話す岩倉さん。》

 

《岩倉さんがインタビューに答える。》

 

岩倉さん

「やはり障がいをもっている方とお付き合いをするようになってから

なんか気が楽になりましてね。

自分もそんなに格好つけて歩かなくてもいいという

肩の荷が下りたみたいな感じになりまして、

とても障がい者の会に入ってよかったなと私は思っています。》

 

ナレーション

新潟市中央区身体障がい者福祉協会は

会員の交流事業や研修会といった

学びの機会を積極的に開催している。

 

《受付。長机には消毒液が置かれている。

マスク姿のスタッフたちが来場した客と談笑する。

座っている女性スタッフが用紙をチェックする。》

 

ナレーション

新型コロナウィルスの影響はあったが

会員交流の機会をなくしたくないという思いから

演奏会の開催にこぎつけた。

 

《受付で白髪の年配男性の額に体温計をあてるスタッフ。

笑顔のスタッフや客たち。》

 

ナレーション

岩倉さんは15年前から協会に入会し

今ではイベントを立案実施する立場として

仲間が集える場のサポートにあたっている。

 

《客席で岩倉さんが白杖の女性客に丁寧に説明している。》

 

《ギター演奏が始まる。》

 

ナレーション

この日は2組の演奏があった。

 

テロップ

「ギターサークルドレミ」

 

《曲は「四季の歌」

ドレミのメンバーが楽譜を見ながらギターを弾く。

端に座っている女性メンバーが演奏に合わせて歌い、観客をリードする。

 

テロップ

「ギターサークルドレミ」は岩倉さんが入院していた病院で

ボランティアのギター演奏会を開催。

その際偶然岩倉さんが演奏会を聞いて

これは是非仲間にも聞いてほしいと思い声をかけ実現した。

 

テロップ

今回2回目の参加となる。

ギターが奏でるメロディーは優しく私たちを癒やしてくれる。

 

《客席で観客もマスクをしたまま一緒に歌っている。

歌詞を見たり、リズムを取っている人もいる。

白杖の女性は目を閉じ演奏に合わせ、体を揺らしている。

岩倉さんは白杖の女性の隣で歌っている。

演奏が続く。

演奏が終わり、拍手が起こる。》

 

《横置きの桶胴大鼓。 

 胴は、豊龍会という文字と龍の絵がデザインされた布で覆われている。

法被を着て頭に白い鉢巻を巻いた、背の高いメンバーが太鼓の鼓面右半分を細いバチで叩き始める。》

 

テロップ

「万代太鼓豊龍会」

 

《中央に置かれた桶胴太鼓。

その前列左右に長胴太鼓、左端に樽太鼓が置かれている。

ステージの左右に「新潟ろうあ万代太鼓豊龍会」ののぼり旗が立っている。

中年メンバーも樽太鼓を叩き始める。

「万代オリジナル」と書かれためくり。

メガネをかけたメンバーが太いバチで桶胴太鼓の左側を叩き始める。

背の高いメンバーが周りを見ながら、速いリズムで叩く。

控えていた若いメンバーが立ち上がり、メガネのメンバーと交代して叩き始める。

メガネのメンバーは前列の長胴太鼓の前に移動して叩く。》

 

テロップ

「万代太鼓豊龍会」は、昭和56年に結成され

音楽の好きな仲間づくりと文化活動推進を目的に活動している。

平成21年に行われた全国障害者スポーツ大会「ときめき新潟大会」

の開会式では歓迎大鼓として皇太子殿下(当時)を前に演奏を披露した

 

《お互いを確かめながら、正確にリズムを刻んでいく太鼓の演奏。》

 

テロップ

現在は、21歳から67歳のメンバー10名が日々練習を積み重ね

様々なイベントで練習の成果を披露し聞く人々に力を与えている。

 

《メガネのメンバーが右の締太鼓の前に移動して演奏する。

バチを持った右手をあげたり、左手をあげたりしながらリズムを合わせて演奏する。

若いメンバーが右手でポーズを取りながら叩く。》

 

《後ろに控えていた小柄なメンバーと、背の高いメンバーが交代する。

背の高い男性は、左の長胴太鼓の前に移動。

5人でリズムを刻み始める。》

 

《客席で、白杖の女性が目を閉じて聞いている。

真剣な表情で演奏に見入っている年配の男性。体を揺らし、リズムをとりながら聞いている女性。》

 

《長胴太鼓の2人が同じポーズやリズムで叩く。

5人のメンバーがお互いを見ながらの息の合った演奏。》

 

豊龍会メンバー5人

「はい!」

 

《ポーズを決め、演奏が終了する。

並んで挨拶するメンバー。

観客は笑顔で拍手を送る。》

 

《客席に座っている司会の女性がマイクで話す。》

 

司会の女性

「ありがとうございました」

 

《白髪にメガネの男性客がインタビューに答える。》

 

白髪にメガネの男性

「いやあ素晴らしかったよ

もう今までで最高

太鼓は良いしギターは良いし最高でした。」

 

《メガネに白いマスクの女性がインタビューに答える。》

 

メガネに白マスクの女性

「私自身が障がい1級をもっているので

どういう会なのかなと思って初めて来て良かったです。」

 

インタビューする監督の声

「またこういう会があったら参加しますか?」

 

メガネに白マスクの女性

「出ます、出ます」

 

《小柄な黄色の布マスクをした女性がインタビューに答える。》

 

インタビューする監督の声

「見てどうでしたか」

 

小柄な黄色の布マスクの女性

「楽しかったです。」

 

インタビューする監督の声

「こういうイベントはどういう存在ですか」

 

小柄な黄色の布マスクの女性

「うーん 生きがい。」

 

インタビューする監督の声

「生きがい?」

 

小柄な黄色の布マスクの女性

「はい。今まで私ちょっと具合悪くてずっと家にだけいて

誘われて今日久しぶりに出てきました。」

 

《岩倉さんが受付周りを片付けながらインタビューに答える。》

 

インタビューする監督の声

「岩倉さん、皆さん喜んでいらっしゃるようですが良かったですね」

 

岩倉さん

「良かったです。おかげさまで。

どうなるかなと思ってドキドキしましたけど。

本当に皆さん喜んでくれて良かったです。」

 

インタビューする監督の声

「生きがいだという方もいましたが。」

 

岩倉さん

「それが目的ですから。

やっぱり理解し合えるんじゃないかしら障がいに対して。

今そういうことを国でも県でもみんな一緒という風に言われていますけど

なかなか現実的にはそういう面が私は欠けてるんじゃないかなと

こういう機会があれば交流が深まるんじゃないかしらと思います。」

 

ナレーション

太鼓を演奏した万代太鼓豊龍会のメンバー。

 

《年配の小柄なメンバーが手話でインタビューに答える。笑顔。

手話通訳者が訳して話す。》

 

手話通訳者の声

「今コロナで無理でも、これからの夢があります。

世界に行って太鼓をもっともっと披露したい。」

 

《暗転で映像が終了。》

静岡県障害者文化低術活動支援センターみらーと

パフォーミングアーツフェスタ Look@me!

 

《室内。小さなホールのような場所。雲形にデザインされた天井。小さな穴が不規則に並び、そこからオレンジ色の光が照らしている。

長テーブルが横3列、縦3列ほど間隔を空けて置いてある。

壁際にはパイプ椅子が並べられている。

椅子に座っている人、作業をしている人、歩いている人など、30人ほどの人が集まっている。》

 

《緊張している様子のショートカットの男の子。肩周りに白いタオルをかけ、ヘアアイロンで髪をセットしてもらっている。》

 

《若い女性の目元のアップ。つけまつげを整えるスタッフの手。女性が両目を開ける。はっきりした目元。》

 

《前髪をヘアピンで留め、おでこをあげた女性がインタビューに答える。》

 

おでこをあげた若い女性

やったことないから挑戦したいなと思って。

 

《茶髪のショートボブヘアの中年男性が髪を整えてもらいながらインタビューに答える。》

 

ショートボブヘアの中年男性

ワクワク楽しみ。

 

ヘアメイクスタッフの声

ワクワク?ははははは。

 

男性

うん。

 

《中年男性の向かい側に座ったマスクをした年配の女性が話す。》

 

年配女性

私は止めたんですよ。私は止めたんですよ、いい歳してるから。

 

インタビューする監督の声

あ、止めたんですか。お二人の関係は?

 

年配女性

親子です。

 

テロップ

息子さん(46才)

 

《茶髪のショートボブヘアの男性が笑顔で見ている。そばに黒いジャケットを着て、フェイスガードをつけた女性スタッフ。ショートボブヘアの男性の髪をヘアアイロンでセットしている。》

 

インタビューする監督の声

親子。おぉ!どうですか?やっぱり、これに向けて、すごい、何か変化ってありますか?

 

年配女性

(息子は)もう毎日がうれしくて。もう日に日に。いつもカレンダー見て。

何か、いろんな生活面でいろんなことを手伝って、というか進んで。

何かよっぽど今日の日が楽しくて、いつもやってくれないようなことを。

洗濯して干しておいてくれたり。嬉しいですね。

 

ナレーション

彼らは、あるステージに立つため、これまでさまざまなレッスンを経験してきた。

 

《別のテーブルでヘアへセット中の若い男性。黒いジャケット着て、マスク、フェイスシールドをつけた女性スタッフが髪を整えている。カメラをじっと見ている。

近づくと手を振る。

また別のテーブルでは、ショートカットの女性が目を閉じ、スタッフにメイクをしてもらっている。スタッフは黒いTシャツ姿、マスクをして、フェイスシールドをつけている。》

 

《室内。壁一面に鏡が設置され、鏡の前にはバーが設置されている。鏡の前にロングヘア、パンツスタイルにヒールを履いた女性が立って、説明している。鏡と向かい合って立つ10数人ほどの人たち。

 

ロングヘアパンツスタイルの女性

はいそこで、こちら向いて。

 

《マスクをした小学生くらいの男の子が歩いてきて止まり、ポーズをとる。ロングヘアパンツスタイルの女性がそばでポーズを教える。》

 

ロングヘアパンツスタイルの女性

おお、すごーい。

 

《ロングヘアパンツスタイルの女性が拍手する。》

 

ナレーション

そのステージは、ファッションショー。

 

《ステージ。太いストライプ柄のワンピースを着た若い女性が歩いてくる。

口にはフェイスガードをつけている。

立ち止まり、スカートの裾を両手で持ってポーズする。

フェイスガードをつけた若い男性が歩いてくる。黒のインナー、パンツスタイル。太いストライプ柄の裾が長いシャツをコートのように羽織っている。

 

《真っ黒な画面の中央に白文字で、「緊張と注目の中に輝く自分がいた」と表示される。》

 

テロップ

静岡県静岡市

 

《高台から見える風景。入り江が入り組んだ地形のリアス式海岸が広がる。

住宅や工場のような建物が建ち並ぶ街並み。》

 

ナレーション

オールしずおかベストコミュニティが運営する、静岡県障害者文化芸術活動支援センターみらーと。ファッションショーをやりたいという1つの相談からプロジェクトが始まった。

 

テロップ

ファッションショーの会場

 

《道路に面して建つ、4階建てほどの高さのガラス張りの四角い大きな建物。》

 

《室内。チェックのジェケット姿の年配の男性がインタビューに答える。》

 

テロップ

松本克彌 理事・事務局長

 

松本理事

普段、こう、何ていうのかな、注目のされ方が違いますよね、やはり。

そこが一番のポイントじゃないですか?

一番の効果は、やはりですね、人前で立っていろんな方に見ていただくということでですね、自分に自信を持つ。それから、外へ出ても、元気よく前をこう…、胸を張ってっていう、そういうものが見受けられる感じがしますね。

 

テロップ

Look@Me Fashion Show 2020

 

《ホール内。ステージに司会の女性が立ち、スポットライトが当たる。》

 

司会者

  • みらーとイエッタファッションショー、始まります。

 

《ステージ左右に建てられた看板。左袖のそばは、「Look」右袖のそばには「@me!」と書かれている。2つの看板をくっつけるとショーのタイトルになるデザイン。》

 

テロップ

ファッションショーは昨年度、静岡駅北口地下広場で開催し、通行する多くの方に見ていただいた。

今年度は、新型コロナウィルスの感染防止を第一として無観客(関係者のみ)・収録方式で実施した。

 

司会者

モデルさんひとりひとりの、ウォーキングをしていただきましょう!

 

司会者

スズキハルカさんです。

 

《ステージが明るくなる。ステージに黒いロングワンピースを着た、ロングヘアの女性が登場してステージ後方のスクリーンの前で止まる。

スクリーンには出演者やスタッフの写真や名前が映し出されている。

ステージに出演者が歩くルートがライトで十字の形に照らされている。》

 

司会者

わあ、長身に黒のお洋服が本当にお似合いです。なんとハルカさん、磐田の服さい学校に通っていた経験を持って、ちょっとモデルもしたことがあるんですね。これからコスプレ専門店で働くことが夢だと。ね。名古屋、大津、コスプレ店でぜひハルカさんを見かけてください。

 

《ハルカさんは、執事のように礼をして前に出てくる。

ステージ中央で腕を交差してポーズ。黒の長いつけ爪もアピールする。

スクリーンの前まで戻り、もう一度腕を交差してポーズ。右袖に歩いて行く。

続いて、黒のレギンスに白いシャツワンピース姿の女性が登場。

 

司会者

ホンダツグミさん!

 

《両手をグーにして頭のそばでポーズ。》

 

司会者

わ、かわいい!思わずみんなが笑顔になるようなモデルになることが夢、と語ってくれました。笑顔になりましたよねー。ポーズもきまっています。チカ先生のもとで月2回、ウォーキングのレッスンにも通っています。いぇい、似合う!

 

《ツグミさんが前に出てくる。

ステージ中央で手話で挨拶する。ワンピースの裾を両手でもってポーズ。

スクリーンの前で片手をあげてまたポーズ。右袖に歩いて行く。》

 

司会者

生地もさらりとしていて、着心地良さそうですよね。

 

《黒の短パンに太いストライプ柄のは半袖シャツを着た男性が登場する。》

 

司会者

イナバダイチさんでーす!よく似合っていますよ~。

 

《ダイチさんは左右の肩を交互に前に出し、ポーズをとる。中央に出てきてまた交互に両肩を出し、両手でハートの形をつくってポーズ。》

 

司会者

明るい性格にね、黄色が映えます。

なんとダイチさん、柔道を習っていて、柔道大会で2連覇することが夢なんです。特に一本投げで勝った時は爽快!と話してくれました!

 

《ダイチさんがスクリーンの前まで戻って両肩でポーズ。両手を振りながら右袖に歩いて行く。

続いて、長身の若い男性が出てくる。黒のインナーに、黒のパンツスタイル。太いストライプ柄の裾が長いシャツをコートのように羽織っている。》

 

司会者

タナカユウキさん!

さあ、夢は旅行です。特に、東京でいろんな所を観光してみたいと話してくれました。スレンダーなボディにストライプのシャツがよーく似合っています。

 

《ユウキさんが腰に手をあてポーズ。中央に出てきて同じポーズをとる。》

 

司会者

さあ、ポーズ!きまってる!

 

《ユウキさんが、スクリーン前で片手に腰にあてポーズ。軽く会釈をして右袖に歩いていく。

続いて、黒のパンツに黒のシャツを着た女性が登場する。スクリーンの前で腰に手をあてポーズ。》

 

司会者

続いてのモデルは、オガタサクラさんです。

サクラさん、サッカーが大好きで、もちろん清水エスパルスを応援しています。

 

《サクラさんが中央に出てくる。黒い水玉の透ける生地でできた裾の長いシャツ。サクラさんが裾を持ってポーズする。》

 

司会者

今、お気に入りは西澤選手。でも、負けた時は他の選手が好きになるんだそうです。

 

《サクラさんがスクリーンの前で腰に手をあてポーズし、右袖に歩いて行く。》

 

《袖からスタッフに促され登場する、茶髪のショートボブヘアの男性が歩いて来る。不安そうな顔。》

 

司会者

オノタツヤさーん!

 

《短パンに、太いストライプの長袖シャツを着ているタツヤさん。

スクリーンの前で両手を腰にあてポーズする。》

 

司会者

タツヤさんの夢はファッションショーに出ることで、今日、その夢が叶いましたね。もともとお洋服が大好きなんだそうで、いろんなお洋服を見るのが好きなんだそうです。いやあ、この服も短パンでちゃんと着こなしていますよ~。かっこいい。颯爽としています。

 

《タツヤさんが中央に出てくる。短パンのポケットに手を入れ、両肩を交互に前に出し、客席に向かってポーズをとる。スクリーンの前で腕組みのポーズ。手をふりながら右袖に歩いて行く。》

 

司会者

続いて…

 

《廊下。歩きながらインタビューに答える笑顔のタツヤさん。》

 

インタビューする監督の声

やって、どうでした?

 

タツヤさん

グッとくる。

 

インタビューする監督の声

グッとくる?

 

タツヤさん

最高

 

インタビューする監督の声

最高?

 

タツヤさん

グッド。ありがとうございます。

 

インタビューする監督

ありがとうございます。

 

《会釈をして去るタツヤさん。》

 

《ステージ。》

 

司会者

続いて、タカシマサユリさんです。

チャームポイントはスマイル!スマイル出るかな?

 

《グレーのレギンスに白い長袖のシャツワンピースを着た若い女性が登場。

スクリーンの前で左右の手を交互に腰にあててポーズ。》

 

司会者

出た出た~、かわいい。今年の夏は、お父さんとたくさんセミを捕りました。自然とたわむれている時は、自分も心が安らぐんだそうです。

 

《はにかむような笑顔を見せるサユリさん。

中央に出てきて左右の手を交互に腰にあててポーズをとる。

スクリーンの前で丁寧にお辞儀をして右袖に歩いていく。

続いて、黒のパンツに黒いシャツを着た長身の男性が登場する。》

 

司会者

続いて、フカザワユウキさんです。179センチ!この長身を生かして。ああ、いいですね。全身黒でもこんなに着こなせるなんて、本当にすごいと思います。皆さん、注目してください、あごの所のチョビヒゲ。これ、彼もチャームポイントとして気に入っています。毎朝、ヒゲの手入れも欠かしません。

 

《両手を交差してポーズ。中央に出てきて、両手を広げて回って見せる。お辞儀をしてスクリーン前に戻る。客席をちらっと見て右袖に歩いて行く。

続いて、茶髪のウェーブヘアの女性が登場する。黒のレギンスに白い長袖のシャツワンピースを着ている。》

 

司会者

イチカワヤスコさんでーす。

 

《スクリーンの前でヤスコさんがワンピースの裾を持ち、回って見せる。最後に片手を頭の後ろにあて、ポーズ。》

 

司会者

ヤスコさん、とてもお顔が、化粧映えするんですね。メイクの方も、お化粧するのが楽しいと喜んでしてくれていました。外国が大好きで、イギリスとフランスに行って、建物に感動したんだそうです。また海外で遊んできてくださいね。

 

《くっきりとした顔立ちのヤスコさん。ワンピースの裾を持ちながら中央に出てきて、

片手を頭のうしろにあて、一回転してポーズ。スクリーンの前で、両手で裾を持ち丁寧に挨拶してから右袖に歩いていく。

続いて、ベージュのパンツに、長袖のロングシャツを着た若い男性がリズミカルな動きで登場する。》

 

司会者

クボタヒビキさんです。おっ、リズムに乗っています。

ヒビキさん、夢はパン屋さんで働くこと。そして、お母さんに恩返ししたいと話してくれました。

 

《ヒビキさんは両腕を横に動かしながら中央に出ていく。片手を腰にあててポーズ。》

 

司会者

おお、スレンダーな身体にお洋服がよく似合っています。リズムにのっていますね~。ゲーム音楽も大好きなんだそうですよ。クボタヒビキさんでしたー。いぇーい!

 

《リズミカルに両腕を動かしながら、スクリーン前に戻ってポーズ。

右袖に歩いていく。手をダンスするように動かしている。

通じて、ジーンズに白い長袖シャツを着た、メガネの若い女性が手を振りながら登場。》

 

司会者

オオイシミカコさん!さあ、ミカコさんも歌が大好きで、車の中になるとお母さんと一緒に、ジブリ系の歌も歌うんだそうです。でも、あまり大きな声で歌うと、お母さんの運転の邪魔になっちゃうからと、そんな気遣いもできる、オオイシミカコさんです。

 

《ミカコさんが両腕を腰にあててポーズをとる。中央に出てきて、片方の手を腰、もう片方の手を頭の後ろにあててポーズ。

スクリーンの前で手を振り、右袖に歩いていく。

続いて、黒のパンツに白の半袖シャツを着た若い男性が登場。ガッチリした体格。》

 

司会者

フジナミトモヤさん!トモヤさん、いい肩してます。彼は、ボウリング大会で優勝したい、と。ねえ。平均アベレージはなんと150!「私、ボウリング下手なのー」って言ったら、「教えてあげるよ~!」と笑顔で答えてくれました。教えてよー。

 

《トモヤさんが笑顔で中央まで出て行き、両手をパンツのポケットに入れポーズする。

スクリーンの前でも同じポーズをして、右袖に歩いていく。

笑顔で舞台袖に入っていくトモヤさん。》

 

《オレンジのサングラスをかけ、車椅子に乗った女性が、介助者のスタッフと一緒に登場する。》

 

司会者

続いて、ワダシマアヤコさん!アヤコさんは、長い手足がチャームポイントです。特に、爪はとってもキレイなんですね~。去年、ディズニーシーに行った時は、ダッフィーのネイルをして遊びに行ったんだそうです。今日はね、ピンクゴールドのネイルをしてもらっています。

 

《黒い長袖のロングワンピースを着ている。黒い水玉模様の透ける生地のワンピース。介助者のスタッフと一緒に車椅子で中央まで出てくる。爪がキラリと光る。スタッフが車椅子を正面に向けた状態でひいて行き、右袖に向かう。

続いて、ロングスカートにハイヒールを履いた女性が颯爽と登場する。腰に手をあてポーズ。》

 

司会者

そして、ヨコヤマナナさん!将来はもちろん、プロモデルになることが目標です。ウォーキングスクールで、スマイルモデルとして活動しています。ヨガも大好き。運動神経もいいんでしょうね~。きまってまーす。何でもお洋服を着こなせそうですね。

 

《幾何学模様のような柄の長袖シャツを着たナナさん。中央まで出てポーズをとり、スクリーン前に戻ってポーズ。右袖に歩いて行く。

続いて、小さい男の子が歩いて来る。》

 

司会者

ホシヤカンタくーん!カンタくんはアイスクリームが大好き!ね?

 

《おずおずと歩いてくるカンタくん。黒い長袖シャツに片足ずつ色が違うパンツをはいている。司会者の方をじっと見ている。》

 

司会者

はい、じゃあカンタくん、一緒にここまで歩いてみようかな。

 

《司会者がカンタくんと一緒に中央に出てくる。》

 

司会者

はーい、ポーズ!えいっ!大きな拍手~。

わあ、やったー!うふふふ。そうだよ、お父さんも見てくれてるよー。お父さんとキャッチボールしてるんだよね。

 

《カンタくんが腰に手をあてポーズ。両手を交差してみせる。笑顔のカンタくん。》

 

司会者

ポーズ!きまりましたー!いぇーい。ねえ、お洋服も本当によく似合っています。やったーやったー!やったやったー。バイバーイ。

 

《スクリーンの前でも腰に手をあてる。袖で見ているカンタくんのお父さん。

カンタくんは喜んでジャンプするような動きで、手を振りながら右袖に歩いて行く。》

カンタくんのお父さんがカンタくんを出迎える。》

 

カンタくんのお父さん

邪魔、邪魔。

 

《カンタくんのお父さんがカンタくんを舞台袖から出るように促す。》

 

女性スタッフ

はい、お父さんと行って行って-。

 

《女性スタッフがカンタくんに声をかける。》

 

女性スタッフたち

かわいい。

 

《マスクをつけながら、インタビューに答えるカンタくんのお父さん。》

 

カンタくんのお父さん

小さいなりに一人でよく頑張ったなって思います、はい。

 

インタビューする監督の声

今日までのあいだ、どんな感じでした?緊張してる感じでした?

 

カンタくんのお父さん

ああ、緊張はしてましたね。鏡の前でポーズとかの練習はやっていました。ははは。

 

インタビューする監督の声

それを見て、親御さん、どうですか?

 

カンタくんのお父さん

不安しかなかったです。はははは。

 

インタビューする監督の声

ははは。ほんと、すごい、ばっちりでしたね。

 

カンタくんのお父さん

よかったです。とりあえず一安心。

こういう子たちが表に出るのは非常に貴重な機会かなと。大事なことかなぁと思うので、ありがたいです。

 

《ステージ。黒のスカートに白い長袖のロングシャツを着ている若い女性が登場する。》

 

司会者

続いて、カトウホノカさんです。ホノカさん、ヒップホップダンスを頑張っています。あと、ハンドベルサークルも楽しんでいるんですよ~。8人で一緒にハンドベルの音を奏でて、合わさった時は何ともいえない感動を覚えると。

 

《ホノカさんのスカートは膝丈の生地の上にチュール素材の透ける生地が重なっている。

白いシャツは後ろが長いデザイン。赤いサンダルで元気よく中央に出て行く。

顎に手をやり、ポーズ。》

 

司会者

うーん、ポーズもいいですね、リズミカルです、さすがです。

 

《スクリーンの前。顔の右や左にピースをした手を持っていってポーズする。

続いて、茶髪の若い男性が登場。迷彩柄のパンツに、黒の長袖のロングシャツ、赤いブーツを履いている。》

 

司会者

タケシタユウトさん。わあ、引き込まれるわー。もちろん、将来はモデルを目指しています。EXILEにも入りたい。チカ先生の所で、ウォーキングのレッスンにも通っています。

 

《ユウトさんが手を左右交互に首にあてるポーズ。中央に出ていき、手を左右交互に腰にあててポーズをとる。》

 

司会者

チャームポイントは目!いぇーい!目ヂカラあります。この赤いブーツは自前です。似合いすぎです。すてき!

 

《両手を組んでポーズ。まっすぐ前を見る。右袖に歩いていく。

白い長袖シャツにスカートをはいた女性が、両手をあげて登場する。》

 

司会者

カネタカノドカさんでーす!いぇーい!色白の肌に、オフホワイトのお洋服が本当によく似合っています。

 

《何度も両手をあげたり、両手の人差し指を客席の方に向けたり、喜びを体で表している。

迷ったようにステージを歩く。》

 

司会者

はいじゃあ、ノドカさん、もうちょっと前に行ってみようかね~。はい、じゃあ真ん中行ってみる?

 

《司会者が中央に連れて行く。》

 

司会者

じゃあ、お母さんに向かってポーズ!お母さんも手を振ってくれました。弟さんたちとね、ドライブに行くことが夢なんだそうです。弟さんたちかわいい、と語ってくれました。

 

《ノドカさんが両手の人差し指を客席の方に向けてポーズ。両手で手を振る。

手を振りながら右袖に一人で歩いていく。》

 

女性スタッフ

おつかれさま~。

あっち真っ直ぐ行って待っててください。

 

《袖で女性スタッフがノドカさんを誘導する。

歩いて来たノドカさんにインタビューする。》

 

インタビューする監督の声

どうでした?

 

ノドカさん

緊張すごかった。

 

インタビューする監督の声

緊張した?

 

ノドカさん

何かすごい変化かもしれない。

 

インタビューする監督の声

何かすごいよかった?

 

ノドカさん

すごかったんです。

 

インタビューする監督の声

すごかった。

 

《ステージに白いシャツにボーダーのスカートをはいた若い女性が登場する。

ポーズをとりかけてやめる。》

 

司会者

アダチユリナさん。はい、ユリナさんも、ストライプの… ボーダーのスカートがとってもよくお似合いです。ではポーズをきめて、前のほうに歩いていきましょうね。はい、肌もとってもきれいなんですよ、ぷくぷくで。さっき、触らせてもらっちゃいました。メイクさんいわく、アイホールがきれいなので、ピンクのアイシャドウがとっても映えると。

 

《ユリナさんが中央に出て行き、すぐにスクリーンの前に戻って来る。》

 

司会者

ポーズもきまりましたよ~。かわいい~。

 

《両手の親指と人差し指をクロスさせて、ポーズをとる。軽くうなずきながら右袖に

歩いていく。

続いて、太いストライプのワンピースを着た女性が登場する。両手を腰にあててポーズ。》

 

司会者

イケダナツキさんでーす。さあ、ナツキさん!爽やかなワンピースが本当によく似合っています。髪型もね、リボンを編み込んで。うわぁ、絵本から出てきたようなナツキさん、実は、お料理が大の得意。毎日、お弁当も作ってインスタにあげてるんですよ。食べてみたーい。

 

《前がストライプ、後ろがボーダーの生地のロングワンピース。セミロングヘアをアイロンで巻いた髪型。アクセントに編んだ、小さい三編みにリボンを一緒に編み込んでいる。

中央に出ていき、スカートの裾を両手で持ってポーズする。

スクリーンの前でお辞儀をして右袖に歩いていく。》

 

ナレーション

ショーに参加した21名。それぞれのまなざしに出会えた。

 

《フィナーレ。ステージにスパンコールのドレスにウィッグをかぶった、派手な人が立って出演者たち手拍子で出迎える。ショーの出演メンバーとスタッフがステージを歩いていく。

黒い服装のスタッフは手にプレゼントされた花を持ち、出演メンバーは手を振ったり、手拍子をしている。ステージの左袖から登場して、右袖に退場する。》

 

テロップ

保護者

 

《舞台袖で、短髪の保護者の男性がインタビューに答える。》

 

短髪の保護者男性

ああ、よかったです。感動しました。ええ。娘の可能性を信じて、これからも応援します。ありがとうございました。

 

インタビューする監督の声

ありがとうございます。

 

《短髪の保護者の男性がそばにいたスタッフの女性たちを手で指し示しながら話す。》

 

短髪の保護者男性

お姉さんたちがすばらしかったです。

 

テロップ

静岡デザイン専門学校の学生

 

《茶髪のウェーブヘアの女性が笑顔でインタビューに答える。》

 

インタビューする監督の声

そう言われてどうですか?

 

茶髪のウェーブヘアの専門学校生

すごい、いい経験でした。

 

ナレーション

このイベントは、さまざまな方たちの協力があって実現している。

 

茶髪のウェーブヘアの専門学校生が、隣にいた女性スタッフを紹介する。会釈する女性スタッフ。茶髪のウェーブヘアの専門学生が、出演者の女性と談笑する。》

 

テロップ

保護者

 

《マスクをした中年の保護者の女性がインタビューに答える。》

 

中年の保護者女性

もうね、娘ができるのかどうかってすごいドキドキしたんですけど、わりとあの子の笑顔がすごくよく出てたのでホッとしました。

 

《中年の保護者女性が、ノドカさんとツーショット写真を撮ってもらっている。》

 

テロップ

保護者

 

《タツヤさんのお母さんがインタビューに答える。》

 

タツヤさんのお母さん

みんなすばらしい。感動した。自分の子だけ見てると、いつも怒ってるけど、みんなすごい頑張ってるなと思って。何十年間、そういうことに気づかなかった。ほんとに。もう今更ながら、46年目にして気づいた。

 

《タツヤさんがお母さんのそばで笑顔で聞いている。》

 

テロップ

松本克彌 理事・事務局長

(NPO法人オールしずおかベストコミュニティ)

 

《松本さんがインタビューに答える。》

 

松本さん

たまたま静岡は去年からですね、ガールズコレクションがあるわけですね。で、東京ガールズコレクションは3年ごとに変わるんですけど、来年もう1回あるんですね。できればね、そういう時に障害がある方のモデルさんが、前座でもいいから、1人でもいいから2人でもいいから、ちょっと歩いていけるような、そういうきっかけ作りができればいいなと思いますね。

 

ナレーション

人前に出る。注目される。彼らなりの自信と誇りをもって、観客と向き合っていた。

 

《ステージで一緒にウォーキングする出演者たちの後ろ姿。

出演者たちがステージに並んでポーズ。》

 

《暗転で映像が終了。》

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